69 東京で聴ける西表の唄。


宮良用範(ミヤラヨウハン)。
男前。
我が三線の師匠です。

西表の祖納(ソナイ)という古い部落に生まれ育った、
生粋の島人。

ごたごたしたことは一切言わない。
ばさっと気持ちいい人。

わたしは、この人に出会えて、
三線を一緒に唄えて、ホントに幸せ。

この人に会えただけで、西表に来た意味がある。
西表そのもののような、でっかい人。
大好き。

今、用範さんは、三線がまだまだ下手なわたし達「ひよこ組」と、
だいぶ上手な「お姉さん組」を教えてます。
(あと、知り合いの「家族組」)

初めは「お姉さん組」だけだったんだけど。
あるきっかけで「ひよこ組」がスタートしました。

それは「奥田さん」という、やっぱりかっこいいおじさん。
この「奥田さん」のおかげで、わたし達ひよこ組があります。

何がかっこいいかって、とにかく「職人」。
もともと木工の仕事をしている人で。大工さんだったりもするんだけど。

技術はもちろん、気質が何しろ「これぞ職人!」て感じ。

こだわりにこだわり。
妥協を許さず。
やるからには、技術も知識も全て極める。
のめりこんだら、脇目もふらないどころか、それしか見えない。
そんな人。

そんな奥田さんは西表に住んで何十年も経つんだけど。
何年か前に、とうとう「三線」に手を伸ばした。

歴史を調べ、型を調べ、あらゆる資料を山積みにして。
材料もこだわり、黒木、漆、全てにこだわる三線を作り出した。

だけれども。
奥田さんには「弱点」があった。

三線が弾けない。

これではいけない。
三線職人たるもの、三線を弾けなくてどうする。

そこで奥田武は一念発起。
以前からの友人、宮良用範に頭を下げた。
「三線を教えてくれんか?」

そこで始まった「宮良用範三線教室・たまご組」
わたしはつまり、それに便乗してるのです。
いつしかたまごはひよこに孵り、何とか唄を唄っています。
鶏になる日は来るのでしょうか。

そして、そんな用範さんの一番弟子に、
「亀田恭子さん」という、ステキなお姉さんがいます。

恭子さんは、西表に来て、もう十何年。
織物に魅せられ、布を極めた素晴らしい人です。

布一枚を織るために、
山に入って、染料となる植物を採る。
西表の恵みを使い、自ら全てを作りあげる。
糸を染め、紡ぎ、恭子さんの織り上げる布は本当に美しい。

恭子さんの布は、恭子さんの人柄が全て表れたような、
「凛とした布」です。

こんな三人(用範さん、奥田さん、恭子さん)が、
な、な、な、な、何と「東京で展示&ライブ」

ああ、書いてて興奮してきた。
こんなことって二度とないよな。
島を愛する用範さんが、一週間も東京に滞在するなんて。
途中で投げ出して帰ってこないか不安なくらい有り得ない。

西表島がそのまんま東京に移動するようなもんだ。

気合い入ってるんだな。
どうか成功しますように。

東京近郊のみなさん、是非是非足をお運びください。

奥田さんの三線も、恭子さんの布も買えます。
ちょっと高くても、そこらのものとは違います。
職人の技とこだわり。
見るだけでも価値あり。

「まみぞうから聞いた」て、必ず誰かに伝えてください。
(三人とも、期間中ずっと会場にいるはず)
何かいいことあるようにしておきます。

____________________________

ではちょっと告知。

「西表の風 布と三線」 奥田武・亀田恭子

2003年6月2日(月)~6月8日(日)
13時~24時(最終日は17時まで)

Gallery and Cafe,Living Bar
「CHIMENKANOYA」(ちめんかのや)

最寄り駅、西武新宿線「沼袋」

中野区 江古田 4ー11ー2

http://0505.net/cmk

宮良用範 民謡ライブ
6月2、4、6、7日予定。
20時開演、料金1500円、1ドリンク付き。

何かわからないことあったら、まみぞうにメールください。

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西表島の風 布と三線


カテゴリー: 2003年5月, 西表日記2003   パーマリンク

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