68 母のパワー、祖母のパワー。


もう大変。

母と祖母が東京から来島して早4日目。
ふたりのパワーにやられっぱなし。
何であの人たち、疲れないんだろう。

朝は目覚ましが鳴る前から
「もうすぐ目覚ましが鳴るわよ」
て、騒ぎ出す。

目覚ましはちゃんと起きるべき時間にセットしてあるんだから、
それまではお願いだから寝かせてほしい。
何のための目覚ましだか。

おとといは、友達の家でちょっとした集まり(女二人のハンバーグ対決)があって。
わたしがどんなに素晴らしい友達に囲まれて幸せに暮らしているかを、
おばあちゃんお母さんに見てもらういい機会だと思って、
連れてった。

行く前は
「せっかく食べ物があっても、残すと悪いから」
なんて、渋っていたおばあちゃんの、食べること食べること。

「じゃあ、3分だけ顔を出して帰るわ」
なんて、いやいや家を出たおばあちゃんの、しゃべること笑うこと。
3分どころか、気付けば0時ちょっと前。

一応気を使って、
「おばあちゃん、そろそろ帰る?」とか
「おばあちゃん、眠くない?」なんて聞いてたつもりだったのに。
返って来る返事は
「不思議ねー、眠くないのよー」
て、全然席を立つ気配なし。

パワー全開おばあちゃん。

母は母で。
「滝に行きたい」という、たっての希望で。
沖縄一の落差を誇る「ピナイサーラの滝」に連れてった。

看板には「滝まで1時間30分」と書いてある、まさに山道を、
約1時間で歩き。
滝の上に着くやいなや、
「滝つぼに行きたいわ」と、さらりと言ってのける。
滝つぼまでは、またも険しい山道を、これまた再び約1時間も歩くのに。

ロープで下るような岩場もある中、鼻歌まじりで山を下り。
カメラを向ければ「イェーイ!」とVサイン。
(あれはきっと「ピース」じゃなくて「Vサイン」)

ようやく滝つぼに辿り着くと、
いきなりガバーッと、着ている服を脱ぎ出して。
水着1枚。
やはり「イェーイ!」と叫ぶと、滝つぼめがけて飛び込んだ。

ああ恐ろしや、我が母のパワー。

それが昨日。
今朝はさすがに、いくら母でも疲れてるだろうと、
「今日一日は休息日にしましょう」と
わたしは宣言したはず、したはずだったのに。

気が付けば、休んでいるのはわたしだけ。

母は自転車で、3キロ先の海まででかけ、
またも泳いで、帰ってきたのは夜7時。

祖母も何と。
昨日までは「これがないと歩けないのよ」
と、決して手放さなかった「杖」を、
今日からわざと家に置いてでかける始末。

「何だか足が痛くないのよ」
よろよろ歩いていたはずなのに、
すたすたすたすた歩いてる。

あと4日。
二人のパワーはいったいどこまで続くのか。


二人のパワーに底はない。

(頼むから、底があってほしい。あってください、わたしの為に)

68

島を見下ろす。


カテゴリー: 2003年5月, 西表日記2003   パーマリンク

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